介護用語 ~ ケースワーク
ケースワーク(casework)とは、困難な課題、問題をもった対象者(クライエント)が主体的に生活できるように支援、援助していく個人や家族といった個別に対する社会福祉援助技術のことである。元来は英語で、日本語では個別援助技術(こべつえんじょぎじゅつ)と翻訳され、専門書でも実際にそのように表記されるが、指導・ディスカッション等の福祉における現場では『ケースワーク』の呼称の方が一般化している。ケースワークの起源は、19世紀後半のイギリスに求められる。英国での慈善組織協会が貧困に苦しむ人々に対して友愛訪問員を送り慈善事業を展開したが、その際の訪問員に対する訓練を通じて次第に専門的な技法として確立されていった。1920年代以降はアメリカで発達。アメリカCOS指導者で、自身も友愛訪問員でもあったメアリ・リッチモンドなどによってケースワークの理論化、体系化がなされていった。ケースワークは、クライエントの生活における諸問題(生活困難、問題解決、社会生活に関するニーズの充足)について、様々なアプローチをもって改善を行う。